EDO 65-100スクロール真空ポンプのメンテナンス方法
EDOドライスクロール産業用ポンプは、あらゆる低真空/中真空用途に対応します。このポンプは、優れた整備性を備えているため、当社の純正スペアパーツキットを使用してポンプをお客様自身で保守点検することをお勧めします。
ドライポンプ技術の最新のイノベーションとして、産業用ポンプEDOは、PCB製造、電子機器のテスト、真空脱ガスなどの用途に最適です。信頼性が高く、クリーンで、モジュール化された、エネルギー効率の高いEDOドライスクロール産業用ポンプは、あらゆる低真空/中真空用途に対応しており、サービス間隔を延長(最大8,000時間または2年)することで、稼働停止がほとんど発生しません。Edwardsではお客様のニーズに合わせて幅広いサービス項目を提供していますが、EDOは優れたサービス性を備えており、当社のオリジナルスペアパーツキットを使ってお客様ご自身でポンプの修理を行っていただくことをお勧めします。
メンテナンス手順を完了するには、以下のスペアパーツおよびキットが必要です。
スペア/キット | アイテム番号 |
EDO - フィールドサービス1* | A50871720 |
ベアリンググリース再塗布キット* | 2236232060 |
お使いのEDO 65-100スクロール真空ポンプの整備方法
EDO 65-100スクロール真空ポンプを修理する方法については、ビデオをご覧になり、以下の手順をお読みください。
手順
ステップ1:インレットバルブとガスバラストの取り外し
- ボルトを緩めます
- インレットバルブアセンブリを取り外します
- ばねが外れると損傷するかもしれないため、ご注意ください
- ガスバラストを取り外します
ステップ2:フロントカバーを取り外します
- フロントプレートからブランキングプラグとOリングを外します
ステップ3:インレットフィルタとカバープレートを取り外します
- フィルタサポートとインレットフィルタを外します
- OSの溝からカバーとOリングを外します
ステップ4:バランスウェイトの取り外し
- ボルトとワッシャを外します
- バランスウェイトを取り外します
ステップ5:回転防止部品の取り外し
- アンチクラッシュリングおよびボルトを外します
- オービットスクロールの回転防止部品を外します
ステップ6:OSの取り外しとチップシールの交換
- チップシールの交換は2年ごと(マイナーサービス)、オービットスクロールの交換は4年ごと(メジャーサービス) に行ってください
- チップシールの短い方の端から開始します
- チップシールの開始先端にあるバーを清掃します
- 中心に近い方の端から開始します
- 余分なチップシールを端の5 cm手前でカットします
- 別のチップシールを取り付けます
ステップ7:FSチップシール交換
- OSチップシールの交換と同様の手順に従って、FSチップシールを交換します
ステップ8:OSと回転防止具の取り付け
- トルク設定:8 Nm
- アンチクラッシュリングを取り付けます
- 文字の前面が手前になるように、向きを確認します
- トルク設定:8 Nm
- トルク設定:4 Nm
ステップ9:バランスウェイトの取り付け
- スロットとシャフトキーの位置を合わせます
- トルク設定:30 Nm
ステップ10:カバープレートの取り付けとグリースの再塗布
- トルク設定:4 Nm
- アダプタを挿入し、シリンジを使用して新しいグリースを内側に押し込みます。
- グリースの追加が必要になるのは、小規模な整備時のみです。
- トルク設定:4 Nm