Edwardsは、イオンポンプ、チタンサブリメーションポンプ、非蒸発性ゲッターポンプの各種製品、および独占的にGamma Vacuum社製アクセサリを提供しています。
キャプチャポンプ技術により、ポータブルな質量分析装置から大型の粒子加速器まで、さまざまな用途のための高真空(HV)および超高真空(UHV)環境を実現します。経済的なコストで最も低い真空を作り出すことができます。
イオンポンプ
スパッタイオンポンプ(別名イオンゲッターポンプ)は、アノード/カソードアレイを使用してガスをイオン化するキャプチャポンプです。イオンスパッタ反応性のカソード材料により、イオン化されたガスを固体化合物に変える化学反応を発生させます。これらの化合物は真空システムの圧力に寄与しなくなり、恒久的にイオンポンプ内に捕捉されます。イオンポンプは、10-5~10-12 mbar、0.2~1,200 l/sの窒素範囲で動作可能です。
チタンサブリメーションポンプ
このポンプは、チタンフィラメントを加熱し、表面にチタン分子を昇華(固体から気相への変換)させることで動作します。昇華されたチタン分子は、酸素や窒素のような反応性ガスと化学的に反応し、水素を分離して拡散するために利用されます。TSP製品は10-5~10-12 mbarで動作し、10,000 l/sを超える水素排気速度を有しています。
非蒸発性ゲッター(NEG)ポンプ
NEGは、固体基板上にプレスされた、またはディスク内に焼結された反応性金属です。ジルコニウム、バナジウム、鉄による特定の組み合わせは、HVおよびUHV環境に最も適していることが証明されています。使用材料の量によりNEGポンプの速度および容量が制御されますが、55~412 l/s、630~3600 Torr l/sの能力範囲が一般的です。NEGが気体により飽和状態になったときは、大気中へ排気することなく再活性化が可能です。
SPC-NEG
コンパクト設計の最新型NEGは、機能性を高めながら性能とコストの両面で最適化されており、お客様の用途において容易に超高真空環境を作り出すことができます。
デジタルSPC-NEGコントローラは、高速でNEGポンプを作動させ、超高真空において最も重要なガスの種類である水素を処理します。標準的な電源とは異なり、SPC-NEGは電流をNEGヒータに供給できるだけではなく、電流値や加熱時間などの特定のパラメータにより、事前に設定された手順を実行します。これらのパラメータ値は、接続されているNEGポンプに応じてSPC-NEGが選択します。各種パラメータによる試験ができるように、手順のカスタマイズが可能です。オープンループ検知や過負荷保護により、信頼性の高い動作が実現します。
大型タッチスクリーンによりさらに使いやすくなったうえ、イーサネットインターフェースにより遠隔制御も可能となりました。