2024/05/22
エドワーズの最新世代ドライ真空ポンプ、Future Technologiesのイノベーションを推進
リピート客ほどサプライヤーの付加価値をはっきりと証明するものはありません。特に、それが家族経営の2世代にわたる25年もの長期的な関係にまで発展した場合はなおさらです。
しかし、Edwards VacuumのEquipment&Service Sales EngineerのSanto Di Gaetanoと、Future TechnologiesのSales ManagerであるMarco Dondoliは、長期の関係が生み出すものについて、単なる習慣や郷愁を超えるパートナーシップだと説明しています。
継続的なイノベーション、世界最先端の高性能、細心のカスタマーサポートに対する取り組み全体がそのベースになっています。Edwards Vacuum Italyのチームにとって、それは全く日常そのものです。実際、その経験と専門知識が、一人の男の夢から70人以上の従業員を抱える世界的OEMメーカーに至るFuture Technologiesの成長を後押ししてきたのです。
製品の枠を超えて:エンドツーエンドのソリューションを共同で生み出す
Future Technologiesは、クーラント、冷媒、その他の技術的液体を多種多様な冷蔵冷凍システムおよび空調システムに注入するための高性能機器の開発と製造に特化した世界トップクラスのOEMメーカーです。
1995年のFuture Technologies設立以来、同社OEM製品に組み込まれたポンプ、真空ゲージ、継手、バルブ、その他の付属品をエドワーズが一手に供給してきたことは、当社にとっても大いに誇りとするところです。
しかし、エドワーズとFuture Technologiesの物語は、単純なサプライヤー関係をはるかに超えたものです。
エドワーズは、27年以上前にSilvio Dondoliが会社を立ち上げるお手伝いをしました。そして、2代目が経営を引き継いでいる今、エドワーズの定評ある製品設計とエンドツーエンドのソリューションの専門知識に裏打ちされた最新世代のオイルフリードライポンプを使用して、Future Technologiesの終わりなき革新への探求を支援し続けていることを誇らしく思っています
重要な制約:スピードと信頼性の関係
クーラント注入プロセスの効率に影響を与える制約は複数あります。
同様に、エドワーズのドライポンプ技術に移行するというFuture Technologiesの決定は、さまざまな要因に後押しされたものです。プロセス時間、汚染リスク、保全作業の削減は、その一部にすぎません。
最新世代のエドワーズドライポンプ(Future Technologies製設備に組み込まれたnXR60や90iなど)は、非接触型の精密機械加工ロータを使用しているため、潤滑油は一切不要です。これにより、保全作業にかかる時間とコストを節約できるだけでなく、生産ダウンタイムや廃潤滑油の回収、リサイクル、管理に要する間接費用も削減できます。
当社では最近、ポンプの全面的な監査を行いましたが、その中にはいくつかの競合他社の機器との比較も含まれていました。しかし、その性能はエドワーズには及びませんでした。信頼性だけでなく、効率の面でも。最近では、エドワーズnXRiシリーズのようなドライポンプに対する需要が着実に増加しています。高速運転と大容量化に加え、スペースとエネルギー消費の大幅な削減を実現しています。初期費用は高くなりますが、長期的にはコストを節減できることが明らかです。
小型、軽量、高速、スマート:インダストリー4.0への道を切り開く
近い将来、Future Technologiesが直面するであろう最大の課題の1つは、インダストリー4.0への移行です。リモートによる監視と操業のためのスマートセンサ、リークの自動検知、パフォーマンスデータのリアルタイム分析などを組み込んで製品ラインを再設計する大規模な作業が進行中です。
こうした状況には、極めてコンパクトで非常に優れた柔軟性を備えるエドワーズの新型ドライポンプが最適です。Future Technologiesをよりスマート、モバイルコネクテッドにするコンポーネント、プロセッサ、およびセンサーを追加するスペースを生み出すことができます。
安全性と持続可能性を第一に:信頼性がリスクと廃棄物の両方を低減する
しかし、ポンプ自体は物語の一部にすぎません。
また、注入プロセス全体を通して信頼性の高い安定した真空を確保することの重要性を考えると、リークとそれに関連する爆発や環境汚染のリスクを排除するために、全体像を考慮する必要があります。特に規制が厳しさを増す状況ではなおさらです。
ポンプの速度、容量、効率は重要な要因です。しかし、最終的に、工程全体を左右するものは、ポンプによって生成されるシールの質なのです。特に可燃性の高い液体を扱う場合は、十分に低い圧力を十分長い時間確保して、安全かつ最小限の環境負荷で注入を完了できるようにすることが重要です。
環境基準に関しては、現在いくつかの変化が進行中であり、業界全体がより気候にやさしい冷媒に移行中です。Future Technologiesは常に新しい規制に適応し、適切なソリューションを開発しています。エドワーズは、新しい基準に沿ってこうした新しい冷媒を処理できる較正要素をFuture Technologiesの最新機械向けに提供することを誇りに思っています。
ウィンウィン:信頼に基づく関係
そして、今や息子のマルコが入社したので、信頼の強固な基盤の上に素晴らしい成果を構築することを楽しみにしています。
開拓すべき市場や開発すべき最先端アプリケーションはまだまだたくさんあります!私たちは、Future Technologiesとの次の25年にわたる緊密な協力関係を楽しみにしています。
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- Customer story - Future Technologies - Italy 510.4 kB, PDF