2016/01/29
クローリー(2015年1月29日)— Ipsen International GmbHは、7つの大型高真空ろう付け加熱炉向けにエドワーズのドライ真空ポンプから構成されるテクノロジーを選定しました。Ipsen社が真空ろう付け装置にエドワーズのシステムを使用するのはこれが初めてです。高い最終製品の品質を確保するためには、加熱炉がオイルで汚れないことが重要であり、完全なドライポンプの組み合わせが選定されたのはそのためです。エドワーズがグローバル企業で、グローバルネットワークを駆使してローカルサポートを提供できることがIpsen社の大きな決定要因となりました。
Ipsen International GmbHは、熱処理技術とシステムのグローバル製造業者で、本社はドイツにあります。Ipsenの専門家であるMichael Simonは次のようにコメントしています。「エドワーズの真空システムの品質と性能には感銘を受けました。シングルソースパートナーとして協働できることに加え、サービスとサポートを提供してくれる拠点が地元にあることが当社にとって大きなメリットです。」 ろう付け加熱炉には真空システムが設置済みで、中国の最終顧客に配送されました。
これらの加熱炉ではそれぞれ、エドワーズのメカニカルブースタ付きGXS250と2台のSTP4503ターボ分子ポンプの組み合わせが使われています。これらはすべてオイル不要のドライポンプであるため、加熱炉がオイルで汚染されるリスクがありません。従来、この種の加熱炉は極低温ポンプを使用し、低温の表面でガスや蒸気を凝縮することでトラップしていました。これらのポンプは時々回復させる必要があります。しかしSTPは保守が不要であり、電力とユーティリティ消費量が少ないため極低温ポンプよりも総所有コストが抑えられます。
STPはチャンバーに直接取り付けることができるという利点もあり、吸引力を低下させるエルボーが不要です。コンパクトなので工場の床面積も節約できます。さらに、ポンプが動作真空圧力に達するまでのダウンタイムが短いため、生産性が向上します。
エドワーズのGXSドライスクリューポンプは、過酷な工業用アプリケーションにおいても堅牢で安定した動作を実現し、一貫した出力と安全な動作を可能にする画期的な自動制御機能を備えています。GXSの主要なオーバーホールまでのポンプサービス寿命は長く、低いユーティリティコストおよびエネルギー使用コストと相まって、工業用アプリケーション向けとしては最も経済的な真空ポンプとなっています。
Ipsen社の詳細については、www.ipsen.deを参照してください。