Edwardsは産業用真空ポンプおよびシステムのクラウド接続と制御を備えた次世代真空ポンプコントローラEJGOを発表しました。EJGは、Edwardsの真空ポンプをインテリジェントに管理、命令、指示、および制御し、柔軟なアクセス性と優れた制御機能を発揮します。
Edwards EJGO真空コントローラは、ポンプ情報と測定基準を1か所にまとめたワンストップソリューションです。これにはポンプの健全性評価、真空性能、および運転経済性、真空ポンプまたはシステムを監視する複数のKPIスコアとインサイトカードが含まれます。「EJGOコントローラはユーザー体験とユーザー権限付与を重視したオールインワンソリューションを提供します」「当社ではお客様に真空ポンプと設備の監視、制御、最適化を直接体験していただきたいと考えていました。」と、Edwardsプロダクトマネジャーのエイプリル・ヤン氏は述べています。
EJGO真空コントローラは未来のコントローラであり、真空ポンプおよび設備のためのオールインワンコントロールセンターとして機能します。さまざまな接続オプションを提供し、既存の真空設備とシームレスに統合することで真空性能を向上させ、お客様が真空設備を導入しやすくします。
EJGO真空コントローラは使いやすい設計になっています。関連データはラップトップ、タブレット、また携帯電話のタッチHMIまたはWebブラウザで簡単に取得できます。お客様はプロセスに関連するデータとパラメータを設定し、外出先であってもポンプを監視できます。Edwardsのお客様が利用できるポンプのインサイトと測定基準の説明について、エイプリル・ヤン氏が詳しく述べています。「EJGOはトレンドマップを作成して、ポンプサイクル間およびさまざまなタイミングで複数の測定基準を比較することができます。たとえば、ポンプのモーター速度、消費電力、出口温度などのトレンドマップを生成できます。」お客様はインサイトカードとホーム画面を設定することでポンプの長寿命化、省エネ化、低炭素化、メンテナンスフリーを実現できます。
EJGO MCは複数の真空ポンプとプロセスを一括管理し、真空システムの最適な運用を実現します。「EJGO MCは、お客様の設備の複数の真空コンポーネントを1つのシステムに統合します。」と、エイプリル・ヤン氏は述べています。
EJGO MCコントローラは標準オプションとプレミアムオプションを選択でき、最大20個の真空ポンプを制御して最適な電力消費となるように組み合わせを最適化します。EJGO MCはオンボード制御の10インチHMI画面と、オンボード画面なしのWebブラウザ対応モデルが利用できます。
EJGOおよびEJGO MCは、お客様の真空設備に対応できるよう、幅広い接続オプションをサポートしています。スマートフォン、タブレット、ラップトップ、またはPCを使用して、EJGOおよびEJGO MCの真空ポンプ制御機能にアクセスできます。また、オンボードHMIインターフェイス、または有線またはWi-Fiベースの接続を使用して、マシンに接続されたローカルデバイスからアクセスすることもできます。エイプリル・ヤン氏は接続オプションの範囲について、さらに詳しく説明しています。「クラウドまたはローカルネットワークへの完全な接続を選択でき、ネットワーク接続のないスタンドアロンユニットとしても動作させることもできます。クラウドに接続することで、Edwardsサービスチームからリリースされる新しいソフトウェアの自動更新や、リモートサポートを受けるなどの利点が得られます。」
EJGOおよびEJGO MCは、EtherNet/IP、EtherCAT、Profinet、Modbus TCP、Modbus RTU、Profibus、およびOPC UAなど、幅広いフィールドバス通信およびネットワークプロトコルをサポートします。これにより、ポンプとセントラルバキュームをさまざまな産業用制御システムに統合できます。
EJGOおよびEJGO MCは、最新のサイバーセキュリティプロトコルに自動更新されるため、お客様のネットワークを安全に維持します。楕円曲線暗号プロトコルは他の暗号化方式と比較すると、より高い基準に強化されたセキュリティに使用されます。暗号化キーはコントローラに内蔵されたTPMチップに保存され、そのチップが物理的に改ざんされた場合は反応せず、それ以上のアクセスが阻止されます。
このセキュリティ管理メカニズムには、安全なブースオペレーティングシステム、暗号化されたソフトウェア、階層型ID管理、パーティション化されたメモリ、IPテーブルなど、真空システムを不要なアクセスから保護するためのサイバーセキュアな機能が含まれます。
EJGOおよびEJGO MCは次世代の真空制御であり、Edwardsの真空ポンプはお客様のニーズと産業用途プロセスの要求に基づいて統合し、接続することができます。